サイト制作で最初に設定しておくこと

2020-07-23

ワードプレスでサイトを作成していると、後から変更するには手間がかかる事項というのがあります。「最初に済ませておけばよかった」と思っても後の祭り。
この中でかなり面倒で、最悪の場合、作り直しが必要と思えるのは以下の2項目です。特にご注意ください。
1.サイトのドメインのSSL化
2.Google AdSense使用の場合、独自ドメイン化が必要(サブドメインは使えない)

サイト作成の流れ

ロリポップでwordpressのサイトを作成する場合について説明します。

方針を決定
サイトの内容・・・会社紹介、サービス提供、教室、ショップ  ゴールは?
ホームページかブログかを決める。 アフリエイト必要?

サイト作成の独自ドメインを決定
最初にロリポップの無料SSL化を設定すること。
Google AdSenseを使う場合は、サブドメインは使わない。

ワードプレスのインストール
ロリポップの管理画面の「サイト作成ツール」から「wordpress簡単インストール」を実施します。
Google AdSenseを使う場合は、サイトURLの /以下は空欄とする。
サイトのタイトル :SEOを考慮して決定する。(後で変更化)
ユーザー名 :複雑な方がいい。『 – 』や半角スペースが有効(後で変更不可)
パスワード:複雑な方がいい。数字や記号など組み合わせる。(後で変更化)
メールアドレス :普段使いのアドレス(後で変更化)

WPでのSSL化作業
WPの設定でサイトアドレスをhttp をhttpsに変更
URLの統一化のため .htaccess編集

テーマのインストール
ワードプレステーマを選定してインストール レスポンシブ対応は必須
HPの場合のお勧め・・・ BizVektor、Lightning
Blogの場合のお勧め・・・ Simplicity2、Stinger、Mesocolum

※データをインポートする場合
最初に旧サイトのプラグインをインストールしておく
旧サイトからエクスポートしてXMLファイルを作成しておく
ツールからXMLファイルをインポートする

サイトの構成を整える
メニュー構成を決定
ウィジェットの整理
プラグインの選定とインストール

ドメインのSSL化

ロリポップの管理画面からSSL化したいドメインを選択する

「セキュリティ」→「独自SSL証明書導入」をクリックます。
画面が遷移すると「独自SSL(無料)」の項目が出てきます。
対象ドメインの「独自SSL(無料)を設定する」のボタンを押します。

ロリポップ側でSSL設定作業が始まります。
設定が終わるまで30分~1時間ぐらい待ちます。
時間がたつと「保護されています」と表示されます。

ワードプレスでのSSL化作業

URLの統一化など(.htaccess編集)
https://komazawakouen.com/post-3084/

ワードプレス設定

WordPressのインストールの終了後、早めに設定した方がいい項目です。

一般設定

(1)「サイトタイトル」と「キャッチフレーズ」
この2つはWordPressのインストール時に設定していますが、もし変更したい場合はここから改めて変更することができます。

(2)「WordPressアドレス」と「サイトアドレス」
「WordPressアドレス」はインストールしたWordPressのファイルを保存しているアドレスのことで、「サイトアドレス」はWebサイトを表示する際のアドレスになります。
※SSL化したときは、http をhttpsに変更する必要があります。

(3)メールアドレス
Webサイトの記事にコメントやリンクなどがついた時に設定したアドレスに通知が届くようになります。
※簡単インストールの場合は既に設定済みです。

投稿設定

WordPressの記事ページや固定ページの投稿に関する設定ができます。
さらに「メールでの投稿設定」もすると、スマートフォンからメールを使って記事を投稿することもできます。
もしパソコンよりも、スマートフォンを使う機会が多いという場合は、ここで設定をしておくと便利です。

表示設定

Webサイトのフロントページ(トップページ)に表示するコンテンツや検索エンジンのクローラー、RSSフィードに関する設定ができます。
ちなみに「検索エンジンでの表示」にあるチェックボックスにチェックを入れてしまうと、検索結果に表示されなくなってしまいますので、webサイトを公開したあとは必ずチェックを外すようにしましょう。

ディスカッション設定

Webサイトを訪問してくれた方のコメントなどの管理方法を設定することができます。
特に「その他の設定」で、名前とメールアドレスを必須にするように設定すればスパム防止にも繋がりますので、できるだけ設定をしておくことをオススメします。

メディア設定

アップロードした画像の表示サイズを設定することができます。
この設定をしておくと、画像を挿入したあとのサイズ調整の必要がなくなり、記事ページや固定ページで画像を入れる際にとても楽になります。

パーマリンク設定

記事ページや固定ページで投稿した一つひとつの記事のURLをどのよに表示するかを設定することができます。後から変更しない方が良い。
この「パーマリンクの設定」はSEO対策にもかなり効果を発揮するだけに、最初は大変ではありますが、しっかり設定をしておきたいところです。

アクセス解析

早めにアクセス数などの情報収集を始めた方が、サイトの状況がつかみやすいです。
以下のようなプラグインを使うのであれば、最初にインストールしましょう。

WP SlimStat
サイトへのアクセス状況をリアルタイムに解析できる高機能プラグインです。管理画面の表示項目を、ドラック&ドロップでカスタマイズでき、直感的に操作することができます。
WordPress Popular Posts
トップページで「人気記事」リストを、それ以外のページで「新着記事」リストを表示するSimplicityウィジェットです。(※要Wordpress Popular Postsプラグイン)
WassUp Real Time Analytics
「WassUp」は日々のアクセス状況をグラフで見ることができ、検索キーワードやページ別のアクセスなど基本的な解析もしっかり行ってくれる高機能プラグインです。

SEO関係

「検索エンジンでの表示」にあるチェックボックスのチェックを外す。

Google XML Sitemaps
検索エンジン向けのサイトマップ(sitemap.xml)を自動作成してくれるプラグイン。記事を公開・更新する度に自動的にサイトマップを作成し、検索エンジンへ通知してくれます。

セキュリティ関係

1.「メタ情報」ウィジェットは速攻停止!ログインのリンクは隠す
ダッシュボードのウィジェットから「メタ情報」を無効に!

2.ニックネームは絶対にデフォルトから変更する
ニックネーム、デフォルトはWordPressにログインするための「ログインユーザ名」と同じ。
「あなたのプロフィール」から「ニックネーム」を設定します。「ユーザー」>「あなたのプロフィール」から「ニックネーム」を別のものに設定しましょう!

3.投稿者名からログインユーザ名がバレる!
トップページURLの後ろに/?author=1を付けてアクセスしてみて、もしURLにhttp://サイトURL/author/あなたのログインユーザ名 と出ていたらばれています。
プラグインを使って簡単対策「Edit Author Slug」

4.ログイン時にひらがな入力
SiteGuard WP Pluginは、WordPressにインストールするだけで、セキュリティを向上させることができます。SiteGurad WP Pluginは、管理ページとログインに関する攻撃からの防御に特化したセキュリティプラグインです。WAF ( SiteGuard Lite )の除外ルールを作成する機能もあります。( 使用するにはWAFがWebサーバーにインストールされている必要があります )

 

Google AdSense申請

アドセンス申請で「URLにはパスやサブドメインを使用できません」エラーメッセージが出る場合があります。
無料ブルグなどの対策が理由で、ワードプレスでサイトを作ってもサブドメインのサイトはAdSense申請に出せないんですね。

例えば【test.com】ならOKなのですが【sub.test.com】はNGということです。

この場合サブドメインで作るのをやめて、独自ドメインでワードプレスブログを作り申請するのが一番確実のようです。
面倒ですが、もうこの際、最初から独自ドメインに変更して作り直してす。

※もし、旧サイトがSSL化していなければ、ラッキーと思いSSL化で再作成しましょう!

※また、うまくいかない原因はドメインではなくブラウザにもあります。
GoogleAdSenseの申請は、Chromeから行うと確実にできるようです。

SNS

最近のテーマは、最初からSNS対応済みでプラグイン不要のものが多いです。

AddToAny Share Buttons

このプラグインは100以上のSNSシェアボタンを表示させることが出来ます。はてブも対応してるし、とりあえず初心者はこれ入れとけば間違いない。画面の横にシェアボタンがついてくる。

プラグイン

各セクションに「最初にインストールすべきプラグイン」を青色で記しました。
以下はその他「あると便利なプラグイン」です。

基本のプラグイン
Archives Calendar Widget カレンダー形式のアーカイブをサイドバーに表示
Contact Form 7 お問い合わせフォームプラグイン。シンプル、でも柔軟。
Simple Page Ordering 固定ページの並び順変更
Category Order and Taxonomy Terms Order 投稿ページの並び順変更
WP Multibyte Patch  日本語版WPの不具合修正(当初インストール済、有効化のみ行う)
Dynamic To Top ページトップに移動

エディタ関係のプラグイン
Page Builder by SiteOrigin エディタ関連。
SiteOrigin Widgets Bundle エディタ関連。
Black Studio TinyMCE エディタ関連。
TinyMCE Advanced エディタ関連。

画像表示関係のプラグイン
wp-jquery-lightbox ライトボックス表示
WP Canvas – Gallery ワードプレス「ギャラリー」の補強
Foo Gallery 高機能フォトギャラリー
Photo Gallery フォトギャラリー、無料、有料
Instagram Feed インスタグラム連携
Speech bubble (ふきだしプラグイン)

バックアップ

※サイトが出来上がって、暫くしてからでもからでも遅くないですね。
自動または手動のバックアップシステムを考えておく。

BackWPup

BackWPupは、WordPressで構築したWebサイトを丸ごとバックアップできるプラグインです。データベース及びサーバー上にあるファイルのバックアップができます。

UpdraftPlus

「BackWPup」に変わってUpdraftPlusという最近評判の良いプラグインがあります。
設定は簡単だし、復元ボタンまで装備されており、初心者の方にとっても使いやすいプラグインのようです。